
目次
「計算問題はできるのに、文章問題になると手が止まってしまう」
「問題文を読んでも、何を聞かれているのか理解できない様子」
算数や数学を教えている先生方なら、こうした生徒の姿を目にすることは少なくないでしょう。
文章問題が苦手な子の原因はさまざまなため、原因を理解せずに指導するだけでは、生徒の苦手意識は解消されません。この記事では、文章問題が苦手な子への教え方のコツを、原因の整理から具体的な指導方法まで丁寧に解説します。
算数・数学の文章問題が苦手な主な理由とは?
算数・数学の文章問題が苦手な生徒には、いくつかの共通するパターンがあります。原因を理解せずに「もっとよく読んで」と声をかけるだけでは、生徒の困りごとの解決は、難しくなってしまうかもしれません。
ここでは、文章問題が苦手な主な理由を5つに整理してご紹介します。また、発達特性による影響についても触れていますので、指導の糸口を探してみてください。
読解力の不足
文章問題を解く第一歩は、問題文を正確に読み取ることです。しかし、読解力が不足していると、何が述べられているのか、何を求められているのか、文章の趣旨を理解できません。
たとえば、主語の取り違えや重要なキーワードの見落としは、よく見られるつまずきです。特に長い文章や複雑な文構造の問題では、どこに注目すればよいのか分からず、混乱してしまう生徒も少なくありません。
読解力は、国語だけでなく、算数・数学の文章問題を解く上でも土台となる力です。問題文が十分に読み取れていないと、計算力があっても正しく式を立てることが難しいことがあるのです。
読解力を高める方法については、以下の記事も参考にしてください。
▶すぐ実践!読解力アップの指導法―基礎知識から実践テクニックまで―
算数・数学用語を正確に理解していない
文章問題には、算数・数学特有の用語や表現が多く登場します。日常生活ではあまり使わない言葉もあるため、授業の中で正確な意味をしっかり学ばせ、定着させることが重要です。
【つまずきやすい用語の例】
- 「以上」と「より大きい」の違い
- 「以下」と「未満」の違い
- 「割合」「比」「速さ」といった抽象的な概念
- 「残り」「差」「合わせて」などの演算を示す言葉
こうした用語の意味があいまいなまま問題を解こうとしても、何を求められているのかが正確に把握できません。たとえば「AよりBの方が多い」と「AはBより多い」では、意味が正反対になります。つまり、用語の理解不足は、式を立てる段階でのつまずきに直結することがあります。
イメージする力が弱い
文章問題を解くには、言葉で書かれている状況を頭の中でイメージする力が必要です。たとえば、速さの問題なら人や乗り物が動いている様子を、割合の問題ならもとの量と比べる量の関係を、思い浮かべる必要があります。
しかし、抽象的な思考が苦手な子や視覚的なイメージを持ちにくい子にとって、文章から状況を想像することは簡単ではありません。
「文章→イメージによる把握」の力が弱いと、「時速50kmで歩く」といった答えの不自然さに気づかないおそれがあります。計算式は立てられても、答えが現実的かどうか判断できないため、言葉で書かれている状況を目に見える形で示してあげることが効果的です。
式を立てられない
計算問題はスムーズにできるのに、文章問題になると手が止まる。この場合、問題文から必要な情報を抜き出し、それを式に変換するプロセスがうまくできていないと考えられます。
【式を立てる段階でのつまずき】
- 足し算なのか、引き算なのか、判断がつかない
- 掛け算と割り算の使い分けが分からない
- どの数字とどの数字を組み合わせればよいか分からない
- 何を求めるための式が必要なのか、整理できていない
ただ、裏を返せば、このような子は、情報を正確に読み取り必要な式を立てるステップを丁寧に教えることで、大きく伸びる可能性を秘めているということです。情報整理の方法を身につけることが、この課題を乗り越える鍵になります。
問題を解く手順が分からない
文章問題を解くためには、一定の手順があります。しかし、この手順を知らない、または習慣化できていない生徒は、問題を前にして何から始めればよいのか分からず、フリーズしてしまいます。
【文章問題を解く基本の手順】
- 問題文を丁寧に読む
- 分かっている情報を整理する
- 何を求められているかを確認する
- 式を立てて計算する
- 図や表を活用して視覚化する
手順が分からないと、いきなり式を立てようとして混乱したり、途中のステップを飛ばしてミスにつながったりすることもあります。「どこから手をつければいいか分からない」という状態は、生徒にとって大きなストレスになりかねないので、まずは上記の手順をしっかり覚えることが大切です。
発達特性による影響も考慮する
文章問題が苦手な理由として、発達特性が関係している場合もあります。その子の特性・傾向を理解し、適切な配慮によって理解を深められるようにすることは、十分に可能です。
| 発達特性 | 文章問題でのつまずき例 |
| 読字困難の特性 | 文章を読むこと自体に困難を感じる |
| 注意の特性 | 問題文の重要な部分を見落とす、最後まで集中して読めない |
| 文脈理解・状況把握の特性 | 抽象的な表現の理解や状況のイメージが難しい |
上記のような傾向がある場合でも、特性に合わせた配慮や指導の工夫によって、力をつけていくことが期待できます。
たとえば、音声での読み上げ、視覚的な支援、短時間での集中など、一人ひとりに最適な方法を取り入れることが大切です。専門家と連携しながら、個別の支援を検討していきましょう。
大切なのは、その生徒がどこでつまずいているのかを見極めること。それぞれの原因を理解することで、一人ひとりに合った指導の糸口が見えてくるはずです。
文章問題の解き方|基本の5ステップ
文章問題を解くには、一定の手順があります。この手順を生徒に教えることで、「何から始めればいいか分からない」という不安を減らし、着実に問題を解き進める力を育てられるでしょう。
ここでは、生徒に教えるときにそのまま使える、基本のステップを5段階に分けて紹介します。
ステップ①:問題文を丁寧に読む
文章問題を解く第一歩は、問題文をしっかり読むことです。当たり前のようですが、焦って読み飛ばしたり、途中で読むのをやめてしまったりする生徒は少なくありません。最初のステップで重要な情報を見落とすと、その後のステップすべてに影響します。
【問題文を読むときのポイント】
- まずは一度、最後まで落ち着いて読むことを習慣づける
- 重要なキーワードや数字に線を引いたり、丸で囲んだりする
- 音読させることで、文章の意味を理解しているかを確認できる
文章を読むのが苦手な生徒には、一緒に読んであげたり、短く区切って読ませたりするなど、サポートを工夫しましょう。
ステップ②:分かっている情報を整理する
問題文を読んだら、次は分かっている情報を整理します。誰が何を持っているのか、どんな条件があるのか、数字は何を表しているのか、などを明確にしましょう。
頭の中だけで考えようとすると混乱しやすいため、一旦、情報を書き出してみます。図や表、線分図などを使って視覚的に整理することが効果的です。
ノートの使い方を工夫し、情報を書き出すスペースを確保することも大切です。「分かっていること」と「分かっていないこと」を分けて書くようにすると、より情報を整理・把握しやすくなります。
ステップ③:何を求めているかを確認する
情報を整理したら、「問題が何を求めているのか」を確認します。「全部でいくつあるか」「差はいくつか」「速さは何kmか」などの「問い」を見つけ、最終的に答えるべき内容を明確にしましょう。
求められているものが分かれば、どんな式を立てればよいかの見当がつきやすくなります。
【「問い」を見つけるポイント】
- 問題文の最後に書かれていることが多い
- ただし、途中に隠れている場合もあるので、注意しながらよく読む
- 「問いは何か」が分かったら、四角で囲む、別の色で印をつけるなど、目立たせる工夫をする
よくあるのが、情報を整理することに集中しすぎて、肝心の「何を答えればいいのか」を見失ってしまうケースです。生徒に「この問題は、何を聞いているの?」と確認する習慣をつけると、見落としを防げます。
ステップ④:式を立てて計算する
求められているものが分かったら、いよいよ式を立てます。整理した情報をもとに、どの数字とどの数字を、どんな計算で結びつければよいかを考えましょう。
【式を立てて計算するときのポイント】
- 整理した情報や図を見ながら、使う数字を確認する
- 途中式もしっかり書くことで、計算ミスを防ぐ
- 単位をつけ忘れないように注意する
- 暗算で済ませず、解答までの計算を書き残す習慣をつける
式を立てる段階でつまずく生徒が多いため、この部分は特に丁寧に指導しましょう。
ステップ⑤:図や表を活用して視覚化する
ここまでのステップの中でも触れてきましたが、文章問題を解くときには図や表を活用することが効果的です。
線分図、数直線、表、絵など、視覚的に情報を整理することで、問題の構造が見えやすくなります。特に、抽象的な内容を理解するのが苦手な生徒には、図を使った指導が有効です。
最初は先生が一緒に図を描き、徐々に生徒自身が描けるように促していきましょう。
各ステップのポイントやつまずきやすい場面を意識して、明日からの指導にぜひお役立てください。
文章問題を教えるときの指導のコツ|原因別のアプローチ
文章問題が苦手な生徒を指導する際、すべての生徒に同じ方法で教えても、うまくいかないことがあります。
ここでは、先ほど整理した「文章問題が苦手な主な理由」に応じた、具体的な指導方法やコツを紹介します。
読解力が不足している生徒への指導
読解力が不足している生徒には、いきなり長く複雑な文章問題を解かせるのではなく、短くシンプルな文章から始めることが大切です。
【段階的に進めるステップ】
- 一文で完結するような問題から始める
- 文の長さや複雑さを少しずつ増やしていく
- 問題文を音読させて内容を確認する
- 重要な部分に線を引かせる
問題文を音読させたり、重要な部分に線を引かせたりすることで、「何が書かれているか」を意識させます。
読解力そのものを高めるために、国語の読解問題や短い文章を読む練習も並行して取り入れると効果的です。読解力は算数・数学だけでなく、すべての学習の土台となる力なので、長期的な視点で育てていきましょう。
▶すぐ実践!読解力アップの指導法−基礎知識から実践テクニックまで−
用語理解が不足している生徒への指導
算数・数学用語を正確に理解できていない生徒には、授業の中で用語の定義を丁寧に説明し、具体例を示しながら理解を深めることが重要です。
【用語を教えるときの工夫】
| 用語 | 効果的な教え方 |
| 「以上」「未満」 | 数直線上に表して視覚的に示す |
| 「割合」「比」「速さ」 | 日常生活の具体的な場面と結びつけて説明する |
| 「合わせて」「残り」「差」 | 演算(足し算・引き算など)との対応を明示する |
用語を学んだ後は、小テストや口頭確認で繰り返し定着を図りましょう。用語カードを作って掲示したり、用語集を配布したりするのも効果的です。
用語の理解があいまいなまま先に進まないよう、丁寧に確認しながら指導を進めてください。一度定着すれば、文章問題への取り組みがスムーズになることが期待できます。
イメージする力が弱い生徒への指導
抽象的な思考が苦手で、問題に書かれた状況をイメージしにくい生徒には、図や具体物を使って視覚化する指導が効果的です。
【視覚化の具体例】
- 速さの問題 → 実際に教室内を歩いてみせたり、動く様子を図に描いたりする
- 割合の問題 → 実物を使って「もとの量」と「比べる量」の関係を示す
- 数の関係 → おはじきやブロックなどの具体物を使って操作させる
最初は先生が図を描いて見せ、次に一緒に描き、最終的には生徒自身が描けるように段階的に指導します。
また、問題を解いた後に「この答えは現実的か」を考えさせることで、イメージする力を育てられます。「時速50kmで歩く人がいるかな?」といった問いかけは、答えを検証する習慣にもつながります。視覚的な支援は、多くの生徒にとって理解を助ける有効な手段です。
式を立てられない生徒への指導
計算はできるのに式が立てられない生徒には、問題文から情報を抜き出して整理する方法を丁寧に教えることが大切です。
最初は先生が一緒に情報を整理し、徐々に生徒自身でできるように促していきます。「まず、分かっている数字を書き出してみよう」「次に、何を求めるのか確認しよう」と、声をかけながら進めることで、手順が身についていきます。
情報整理のステップを習慣化することで、式を立てる力につながります。焦らず、スモールステップで支援していきましょう。
解き方の手順が分からない生徒への指導
問題を解く手順が分からず困っている生徒には、解き方のステップを明示して、一つひとつ確認しながら進めることが効果的です。
【解き方のステップを定着させる工夫】
| 段階 | 指導のポイント |
| ①導入 | ポスターやプリントで手順を視覚的に示す |
| ②練習 | 先生が声をかけながら一緒にステップを踏む |
| ③定着 | 生徒自身がチェックリストを使って進められるようにする |
手順を型として身につけることで、どんな文章問題にも落ち着いて取り組めるようになります。「何をすればいいか分からない」という不安が軽減され、自信を持って問題に向かえるようになるでしょう。
「繰り返し練習」で解き方のパターンを定着させる
生徒がつまずきを解消して自分で解けるようになってきたら、次は同じ種類の問題を何度も解いて、解き方のパターンを定着させましょう。
繰り返し練習することで、解き方が身につき、自信がついてきます。ただし、単調な反復にならないよう工夫が必要です。
【効果的な反復練習のポイント】
- 数字や設定を少しずつ変えた問題を用意する
- 解けた問題を振り返り、「どうやって解いたか」を確認する
- 正解できたときは具体的に褒めて、達成感を味わわせる
なお、文章問題の練習には、思考力を育てる問題が豊富に掲載された教材が効果的です。
教育開発出版株式会社の「新中学問題集」シリーズは、豊富な問題バリエーションをそろえた教材です。公立トップ校を目指す「標準編」と、難関国・私立校を目指す「発展編」があります。基礎から応用まで段階的に学べる構成で、思考力の育成までフォローしており、学力向上を実感できるシリーズです。
▶新中学問題集 標準編
学年・発達段階別の注意点
文章問題の指導は、学年や発達段階に応じて工夫が必要です。小学校低学年と中学生では、理解できる内容も、効果的な教え方も大きく異なります。
ここでは、小学校低学年・高学年、中学生それぞれの段階で意識すべきポイントや、指導上の注意点を解説します。
小学校低学年
小学校低学年の段階では、抽象的な思考がまだ十分に発達していないため、具体物や絵を使った指導が効果的です。
【低学年への指導のポイント】
- おはじきやブロックなどを実際に動かしながら、視覚で数を把握して問題を解く
- 文章の意味を体感的に理解させる
- 文章が短くシンプルなものから始め、徐々に慣れさせる
- 先生が絵や図を一緒に描いて、情報の整理を支援する
たとえば、「りんごが5個あります。3個食べました。残りは何個ですか?」という問題なら、実際におはじきを5個並べて、3個取り除いてみせることで、引き算の意味が実感できます。
この時期に「文章問題=考えることは楽しい」「解けた」という経験を積むことが、その後の学習の土台となります。焦らず、遊びの要素も取り入れながら進めましょう。
小学校高学年
小学校高学年になると、割合、速さ、比など、抽象的な概念が登場します。この時期は、具体から抽象への橋渡しが重要な段階です。
そのため、図や表を使って視覚的に理解させながら、少しずつ抽象的な思考に慣れさせていくことが大切です。また、問題文も長く複雑になるため、情報を整理する力を意識的に育てる必要があります。
特に、割合や速さ、比などはつまずきやすい単元ですが、丁寧に指導することで、中学校以降の数学の基礎が固まります。理解の積み上げを大切に、一人ひとりの理解度に合わせて進めましょう。
中学生
中学生の文章問題はさらに複雑です。複数の条件を組み合わせたり、何段階も計算が必要だったりする問題が増え、より高度な思考力が求められます。
また、問題文の長さや情報量も増えるため、必要な情報を素早く抜き出す力も重要になります。小学校で培った基礎をベースに、より高度な思考力を育てていきましょう。
定期テストや受験を意識した実践的な練習も重要です。時間を計って解く練習や、過去問演習を取り入れることで、実践力を高められます。
生徒の発達段階を理解することで、より効果的な指導が可能になります。それぞれの時期に合った指導を心がけましょう。
つまずきやすい単元別の指導ポイント
文章問題の中でも、「割合」「速さ」「比」は、小学校高学年から中学生にかけて多くの生徒が苦手意識を持つ代表的な単元です。
各単元の特性を理解し、効果的な教え方を身につけることで、生徒の「分からない」を「分かった!」に変えられます。
割合の問題
割合の問題は、小学校高学年から中学生にかけて最もつまずきやすい単元の一つです。「もとにする量」「比べる量」「割合」の三つの関係が理解できないと、式を立てられません。
【割合の指導で効果的な方法】
| 指導方法 | 具体例 |
| 線分図 | もとの量と比べる量を線で描き、視覚的に関係を示す |
| 表の活用 | もとにする量・比べる量・割合を表にまとめる |
| 具体的な場面 | セールの割引、テストの得点率など身近な例から始める |
指導の際には、図や表を使って視覚化することが効果的です。どの数字がどれに当たるのかが見えやすくなり、式を立てる手がかりがつかめます。
また、「〜の〜倍」という表現を丁寧に読み取る練習も重要です。「120円は80円の何倍か」と「80円の1.5倍はいくらか」では、求めるものが違います。言葉の意味を正確に理解させることが、割合の理解につながります。
速さの問題
速さの問題では、「速さ=道のり÷時間」といった公式を丸暗記させるだけでは、応用が利きません。大切なのは、速さ・道のり・時間の三つがどう関係しているかを理解させることです。
【速さの指導で意識すべきポイント】
- 実際に動く様子をイメージさせる(教室内を歩いてみせる、動画を見せるなど)
- 図で関係性を表す(「速く進むほど同じ時間で遠くまで行ける」といった感覚を育てる)
- 単位の変換に注意する(時速と分速、kmとmなど、単位でつまずく生徒が多い)
指導では、実際に動く様子をイメージさせたり、図で表したりすることが効果的です。公式を使う前に、「何を求めたいのか」を明確にする習慣をつけさせましょう。
「比」の問題
「比」の問題では、「比とは何か」という基本的な理解が不十分だと、問題が解けません。まずは、「2:3」という表記が「2と3の関係」を表していることを、具体的な例を提示しながら理解させましょう。
【比の指導のステップ】
| 指導の段階 | 指導内容例 |
| ①比の意味 | 「2:3の比でお菓子を分ける」→ 実際に目の前で分けてみせる |
| ②比の性質 | 「2:3」=「4:6」 → 2つの比が「同じ関係」であることを理解させる |
| ③比例配分 | 「2:3」=全体をいくつに等分すればよいか→「比の合計」を考える練習 |
たとえば、「2:3の比でお菓子を分ける」という場合、実際に目の前で分けてみせることで、生徒は「比」について実感を持って理解できます。その理解を確認した上で、比例配分の問題に進みます。
比例配分では、全体をいくつに分けるか(比の合計)を考えることが鍵です。図や物を使って全体を分割して見せることは、生徒の理解を助けるでしょう。「2:3なら、全体を2+3=5等分する」という考え方を、視覚的に示すことが大切です。
文章問題の苦手克服をサポートし、学ぶ楽しさを伝えよう
文章問題が苦手な生徒には、さまざまな理由があります。なぜ苦手なのか、その原因によって効果的な指導方法は異なります。
先生として大切なのは、苦手の原因を理解し、生徒一人ひとりの状況や特性に寄り添った指導を行うことです。焦らず、スモールステップで進めること、生徒の小さな成長を認めて励ますことが、生徒の苦手克服につながっていきます。
「文章問題が解けるようになった!」という喜びや成長の実感は、生徒にとって、学習意欲や自己肯定感の向上につながるでしょう。そして、「できた!」という達成感は自信を育み、次の挑戦への原動力になります。 この記事で紹介した方法を、明日からの指導にぜひ活かしてみてください。一人でも多くの生徒が、文章問題を解く楽しさ、学ぶ楽しさを感じられるよう、前向きにサポートしていきましょう。
これからの教育を担う若い先生たちに向けた、
学び・教育に関する助言・ヒント(tips)となるような情報を発信します。
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