「MBTI診断を学校で行うことになったけれど、あまり理解できていない」
「MBTI診断を生徒に受けてもらうメリットは?」
「MBTI診断の結果により、個々の生徒に合った勉強方法を知りたい」
このようにお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
MBTI診断とは、質問に答えることで、16のタイプのうちどれにあてはまるかを診断する性格診断テストです。物事の捉え方や判断の傾向、興味・関心の方向や、外界・人との関わり方のクセなど、心の機能と態度の側面から自分の特徴を把握できます。
本記事では、MBTI診断を生徒に受けてもらうメリットや、実施における注意点、それぞれのタイプ別の性格の特徴や適した学習アプローチを詳しく解説します。各生徒の性質を理解することで、それぞれに最も効果的な勉強方法を見つけていきましょう。
MBTI診断とは
MBTI診断(マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標)とは、アメリカのイザベル・ブリッグス・マイヤーズとキャサリン・クック・ブリッグス母娘によって開発された性格診断です。スイスの心理学者で精神科医でもあったカール・ユングの性格理論を基にした研究から生まれました。
質問に答えて、それをもとに分類を行う方式の自己申告型のテストであり、さまざまなWebサイトやアプリでも診断サービスを提供しています。診断を受けることにより、自身の資質から自然に生じる好みや価値観、動機や解釈の傾向、人や物事への関わり方の特徴などを把握できます。自己理解が深まるので、キャリア選択や、よりよい人間関係の構築における指標として活用が可能です。
MBTI診断を活用して、生徒に自己理解を深めてもらいましょう。
MBTI診断を生徒に受けてもらうメリット
MBTI診断を生徒に受けてもらうメリットは、以下の4点です。
- 自己理解
- 他者理解とコミュニケーション能力の向上
- 自分に適した学習スタイルの発見
- 進路選択のヒント
MBTI診断によって生徒自身が自己理解を深めると、自分に合った勉強法を見つけられるだけでなく、周囲とのスムーズなコミュニケーションにつなげられます。
自己理解
MBTI診断を受けるメリットの1つ目は、生徒が自分の性格の特徴や、思考・行動パターンの傾向を把握できることです。自己理解が深まると、自分が意欲を持って学ぶ方法を見つけやすいので、効率的に学習を進められるでしょう。
また、気分が乗らない、効率の悪い勉強法を避けることも可能です。その結果、自己肯定感の向上や学習への動機づけにつながり、成績アップを見込めます。
他者理解とコミュニケーション能力の向上
2つ目に、人それぞれの異なる特徴や考え方の違いを理解することで、多様性の中での自分自身の思考や言動の傾向、人との関わり方のクセを認識できます。これにより、周囲とのより適切なコミュニケーション、よりよい関係づくりが期待できることもメリットとして挙げられます。
また、先生も、それぞれの生徒の性格タイプを把握し、モチベーションがアップするような指導法を見出すことが可能になります。適切なコミュニケーションをとることで、授業に意欲的に参加してくれる生徒が増えるでしょう。
自分に適した学習スタイルの発見
3つ目として、MBTI診断は、生徒が学習する上での自分の強みや弱みを把握し、より効率的な勉強法を見つけるきっかけとして有効です。たとえば苦手分野の克服には、細かく目標設定をしてスケジュールどおりに勉強するのが適しているのか、またはグループ学習が向いているのかなど、どうすれば自身の意欲や興味が持続するのかを考えれば、成績アップに最適な方法を見出せます。
自分の性質を理解して強みを活かし、効果を実感できる勉強方法がわかると、生徒たちはより集中して勉学に励めるようになるでしょう。
進路選択のヒント
前述のとおり、MBTI診断では心理学的な指標に基づいて、自分の性格的特徴や、興味・関心のベクトルの方向性を把握できます。その結果、得意・不得意な分野や、やりがいを感じる分野がわかり、進路選択におけるヒントをつかめる点が4つ目のメリットです。
将来どんな職種に就きたいか、具体的になにをしたいかが明確に決まっている生徒は、多くはないでしょう。人としての成長過程にある生徒たちが、MBTI診断によって自己理解を深め、性質を活かせる分野・職種を知ることで、将来の選択肢を広げられます。
自分の性格の特徴や傾向がわかると、強みを活かした勉強法がわかりますね。
MBTI診断の注意点
MBTI診断の注意点は、以下の2点です。
- 実施の注意点
- 生徒へのフィードバックのコツ
MBTI診断は、あくまで自己理解を深めるための1つのツールとして捉え、絶対的なものではないという点を、確実に生徒に伝えましょう。また、生徒に診断結果を伝える際には、肯定的な言葉かけに留意し、本人の特徴をネガティブに捉えられないよう配慮してください。
実施の注意点
MBTI診断を実施する際は、生徒に強制せず、あくまで任意参加を呼びかけましょう。無理に診断を受けさせることは、モラルに反する恐れがあるからです。
また、繰り返しますが、この方法による診断結果は絶対的なものではありません。あくまでも自己理解を助けるためのツールの1つであること、時間や状況が変化すると診断結果が変わる場合があることなども、必ず生徒たちに伝えましょう。
生徒へのフィードバックのコツ
診断結果を生徒たちに開示する際には、各タイプの特徴を肯定的な言葉で説明し、強みを強調して伝えましょう。否定的な言葉で伝えると、自分についてネガティブに捉える生徒が出てきてしまうおそれがあるからです。
また、学習上の弱点といえるような性質についても、否定的な表現をせず「工夫・改善の余地がある、伸びしろがある」などの言葉を添えた上で、前向きに受けとめられるよう配慮して生徒たちに伝えましょう。
性格診断は、あくまでも1つの見方。絶対的な指標ではないことを伝えましょう。
MBTI性格タイプ別の特徴と学習アプローチ
MBTI診断では、「外向型(E)・内向型(I)」「感覚型(S)・直観型(N)」「思考型(T)・感情型(F)」「判断型(J)・知覚型(P)」の4つの指標について、それぞれ相反するどちらの傾向にあるかという視点で、性格タイプが分けられます。
以下では、上記4つの指標における性格の特徴・適したアプローチを解説していきます。
外向型(E)・内向型(I)
「外向型(E)・内向型(I)」とは、人の基本的な心理機能である興味・関心といったエネルギーの方向性を示す指標です。エネルギーの源が、外界との関わりにあるのか、内省することにあるのかという違いがあります。
▼学習アプローチ
- 外向型:人との関わりからエネルギーが生まれる傾向にあるため、グループ学習やディスカッションを通した学習が適しています。人と関わりながら勉強を進めた方がいいでしょう。
- 内向型:内省することによりエネルギーが生まれる傾向にあるため、静かな環境での学習が適しています。個別指導や自習室で、一人で黙々と勉強を行う方がいいでしょう。
感覚型(S)・直観型(N)
「感覚型(S)・直観型(N)」とは、ある情報を受け取ったときの、ものの見方や解釈・認識のスタイルを示す指標です。感覚型が、具体的な事実やデータ的な情報に興味を惹かれるのに対し、直観型は、概念的、直感的に情報や物事を捉え、包括的に情報をまとめていきます。
▼学習アプローチ
- 感覚型:具体的な事実や詳細なデータなどを重視する傾向にあるため、物事を順序立てて学ぶことが得意です。教科ごとに細かいスケジュールを立て、予定に沿って1つずつ課題をクリアし勉強を進めていきましょう。
- 直観型:大局的な理解を好み、細かいことにはあまり興味を示さない可能性があります。概念や理論に興味を持つ要素であるため、物事の因果関係やその意味を知らせて、勉強への意欲を高めましょう。
思考型(T)・感情型(F)
「思考型(T)・感情型(F)」とは、判断や意思決定において、どのように結論を導き出すかという指標です。思考型は、論理や客観性を重視して判断を下す傾向にあり、真実や原則に基づいた冷静な視点で問題を解決へと導きます。一方で、感情型は、自他の感情や関係性への配慮を重視した判断を下す傾向があります。調和や共感を大切にした解決策を考案するタイプです。
▼学習アプローチ
- 思考型:論理的な分析や客観的な事実に基づく学習を好むため、暗記すればよいという勉強法は適していません。論理的に説明すると納得し、理解が深まるタイプです。
- 感情型:人間関係や価値観に関連づけた学習を好むため、その情報に対して共感を覚えるような話をすると、一気に理解が深まるでしょう。
判断型(J)・知覚型(P)
「判断型(J)・知覚型(P)」とは、どのように外界と接することを好むかという指標です。判断型は、自分自身の周囲の物事を調整し、決めた計画に基づいて行動します。一方で、知覚型は、自分自身の周囲の物事はそのままに、柔軟な行動を好むタイプです。決められた手段や方法事柄は束縛と捉え、状況によって臨機応変に対処する傾向にあります。
▼学習アプローチ
- 判断型:秩序に基づいた行動を好み、計画的に学習を進めます。締切を厳守し、計画通りやり遂げることに喜びを感じるタイプなので、しっかりと褒めて、学習意欲のアップにつなげましょう。
- 知覚型:多様な情報を収集するのが得意で、柔軟な進め方を好むタイプです。そのため、スケジュールを細かく決めてしまうと、勉強に対する意欲を失ってしまう可能性がありますので、できるだけ柔軟に学習に取り組めるような配慮が必要です。
それぞれの性格タイプの特性に適した学習アプローチを参考にして、生徒に接してみましょう。
16タイプ別おすすめの勉強スタイル
以下では、16タイプ別の性格の特徴や、おすすめの勉強スタイルを紹介していきます。各生徒のタイプを把握して適切な勉強法を提案し、成績アップをサポートしましょう。
ENTP(討論者)
特徴:知的好奇心が強く、既存のルールや価値観に縛られず、むしろ改善・改革のための発信や議論を好みます。少数派であっても平気で、大胆な言動をとれる度胸のあるタイプですが、一方でユーモアのある明るい人柄でもあります。
おすすめの勉強方法:地道にルーティン化した課題に取り組むよりも、知的好奇心がプラスになる楽しく変化のある学習法が適しています。そのため、ディベートやディスカッションを通じた学びもおすすめします。「なぜそうなるのか」「もっと良い方法はないか」という視点で課題を深く掘り下げ合うことで、効果的な学習法や学ぶ楽しさを見つけやすくなるでしょう。
ENTJ(指揮官)
特徴:カリスマ性があり有言実行、人を惹きつけるタイプです。自信に裏打ちされた言動をとる一方で、とても理性的な面を持ち合わせており、分析力や戦略的思考に優れています。効率性や、過程よりも結果を重視する傾向も強く見られます。
おすすめの勉強方法:どんな目的でも達成できるほどの意思の強さを活かし、長期的な学習計画を立て、高めの目標を設定しましょう。目的遂行型なので、達成に向けて確実に学習を進められます。持ち前のリーダーシップを発揮できる、グループ学習も効果的です。仲間を巻き込みながら成果を上げることで張り合いもあり、学習意欲を高められるでしょう。
INTP(論理学者)
特徴:知的好奇心旺盛で、考えることが好きな思索家タイプです。分析力や創造的思考、特定分野の知識・スキル習得に優れた、スペシャリストタイプとも言えます。比較的内向的で、人と関わるより自分と向き合い興味のある分野を深める時間を取りたがる傾向も特徴です。
おすすめの勉強方法:知的興味の対象に深く取り組む集中力は随一ですので、グループよりも一人で黙々と勉強するスタイルが適しています。また、複雑な理論や抽象的な概念の探求も楽しむタイプですので、独自の学習テーマを立案して取り組むのもいいでしょう。
INTJ(建築家)
特徴:頭の回転が速く、理性的で、嘘偽りを見透かす能力に長けています。自立心が強く戦略的で、物事をよりよくするためには従来の規則を改革するのもいとわないタイプです。成功を目指す気持ちが強く、長期的な視点を持ち、我が道を行く強さがあります。
おすすめの勉強方法:1日の勉強スケジュールを毎日立てて、一人でコツコツと達成に向けて取り組む方法がおすすめです。体系的な学習アプローチを取り、理論的な理解を深めましょう。また、クリティカルシンキング(批判的思考)を養う課題に取り組み、勉強に対する意欲を高めることも効果的です。
ESTJ(幹部)
特徴:組織的な視点を持ち、困難な状況であっても皆を先導できるリーダーシップがあります。いわゆる「まとめ役」タイプで、自分の信念や誇りを貫く生き方をします。伝統や秩序を大切にし、正直で模範的な生き方を好みます。
おすすめの勉強方法:明確な目標と期限を設定し、計画的に学習を進める方法が適しています。実務的なケーススタディやシミュレーションを取り入れるのも効果的で、難しい課題に対しても意欲的に取り組めるでしょう。
ESFJ(領事官)
特徴:面倒見がよく社交的なタイプで、協調性があります。人の気持ちやニーズに敏感で、礼儀や周囲への配慮を大切にします。倫理的な正しい言動を重視し、周囲を支える義理堅い性格でもあります。
おすすめの勉強方法:社交的で、共に励まし成長し合える関係性を好むので、グループ学習やピア・ティーチングなど、人と一緒に学ぶことで学習効果が期待できます。また、持ち前の人への興味と機敏さを活かし、学んだ内容を実生活に応用できる場があると、学習意欲も増すでしょう。
ISTJ(管理者)
特徴:誠実さにあふれ、勤勉で責任感が強い特徴があります。本音や真実を重視し、堅実で安定感があり頼れる印象です。コミュニティでの秩序を重視し、物事の詳細にまで注意を払うタイプです。
おすすめの勉強方法:物事を先延ばしすることを嫌い、ベストを尽くして義務を果たす傾向が強いので、綿密な計画を立て、順序立てて学習を進める方法が適しています。チェックリストを活用し、1段階ずつ達成感を味わいながら学習を進めるような方法が効果的です。
ISFJ(擁護者)
特徴:勤勉で献身的なタイプで、控えめながら身近な人たちに対する強い責任感があります。他者のニーズに敏感で、人の役に立てることを嬉しく思うような優しく思いやり深い点も特徴です。完璧主義と言えるほど細かい点にもこだわり、周囲の人たちの期待以上のことを成し遂げます。
おすすめの勉強方法:分析能力が高く、実践的な学習を好むため、ロールプレイングやケーススタディを取り入れましょう。また、他人への手助けを好む面があるので、学んだ内容を周りに教えて共有することも、自分の理解を深める助けとなるでしょう。
ESTP(起業家)
特徴:注目を浴びることが好きで、リスクがあっても冒険や挑戦を好むタイプです。机上での議論より、目の前で起きている事柄に対しての実際的なアクションを好みます。判断や動きが機敏で、企画力を活かして成果をあげられます。
おすすめの勉強方法:実践的な行動を好むので、アクティブラーニングや体験型学習が効果的です。また、グループでのディスカッションや、成果を競争し合うような学習環境もモチベーションアップには大切で、課題達成に向けて自主的にアクティブに取り組めます。
ESFP(エンターテイナー)
特徴:活気と熱意にあふれ、柔軟な行動を好むタイプです。楽観的で華がある性格で、美的センスや創造力に優れた人が多いのも特徴です。一人でいるよりも、人と交流するのが好きで幸せを感じる傾向にあります。
おすすめの勉強方法:人との関わりが好きなため、グループ学習やロールプレイを通じた学びが効果的です。また、新しいものが好きなので、好奇心をくすぐるようなゲーム化された学習ツールなども、積極的に活用するとよいでしょう。
ISTP(巨匠)
特徴:マイペースで独立独歩、現実に重きを置く合理主義者タイプです。実践的で、論理的な理解に優れ、物事を探索するのを好みます。理解やアイデアのための試行錯誤をいとわないので、発想力を活かしたトラブルシューティングや創作が得意な傾向にあります。
おすすめの勉強方法:実際に自分が見たり触れたりしながら対象への認識力や探求心を深める特性を、学習法にも活かしましょう。たとえば、手を使って書いて覚える、身近な材料で簡単な実験をして体験的に知識を得るといった方法もおすすめです。自分で自分に適した学習法を見つけていけるタイプなので、本人の自主性に任せ、質問があれば個別に対応して意欲を褒めると、学習意欲が増すでしょう。
ISFP(冒険家)
特徴:新しいことが好きで、好奇心が旺盛、人から好かれやすいタイプです。柔軟性があるので固定概念に縛られず、物事に広く興味を持つ傾向にあります。感覚的・直感的であり、感受性豊かで美的感覚に優れています。
おすすめの勉強方法:新しいものが好きで、自分が興味を引かれる対象についてはとことん探るタイプなので、視覚的な学習ツールの活用や、創造的な独自の発想力を発揮できるような新しい学習法・ツールの提案も積極的に行いましょう。管理された環境よりも、リラックスできる学習環境の方が集中力を高めます。
ENFP(広報運動家)
特徴:独創的で社交性があり、有意義で精神的なつながりのある人間関係を好む自由人タイプです。心が広く、熱意にあふれています。クリエイティブで、物事の可能性を探求するのが好きです。
おすすめの勉強方法:創造力、連帯感という特性を発揮できるブレインストーミングやマインドマッピングを活用し、課題に対するアイデアや解決法を視覚化するのは、このタイプの学習意欲や知的興味を高めるのに適しています。また、学習が画一的にならないようなアドバイスや、多様な資料を取り入れるのも効果的です。
ENFJ(主人公)
特徴:行動的な楽観主義者で、活発なコミュニケーションを好み、共感力が高いタイプです。コミュニティでの連携や協力を重視し、的確なリーダーシップがとれる人が多い傾向にあります。
おすすめの勉強方法:生まれつきリーダーとしての素質を備えているので、グループプロジェクトやディスカッションなどを通じた、学習リーダーの役割に効果が期待できます。意欲アップや、自身の新たな目標にもつながります。また、学習に社会的意義や将来への可能性のあるテーマを設定することでも、意欲が増すでしょう。
INFP(仲介者)
特徴:想像力豊かで独創的であり、理想や使命といった人間の内面に深く向き合う思慮深いタイプです。一人空想を好む反面、人の心の動きを見抜き、共感力にも優れています。繊細で控えめに見えても心の中は情熱的で、自分らしさや自分の世界をいかに表現できるかが幸せの鍵となります。
おすすめの勉強方法:クリエイティブな自己表現を好む芸術家タイプが多いので、自分なりの意義や価値を見出せるようなテーマ、題材で学習を進めるとよいでしょう。将来の夢や独自のアイデア実現を意識に置いた学習日記やノートを書く習慣も、効果的です。
INFJ(提唱者)
特徴:地位やお金、名声といった社会的成功よりも、自分の理想や価値の実現をめざすタイプです。社会全体を見据えた広い視野を持ち、内面には、よりよくなることを目指す動機があります。深い洞察力を持ち、人一倍気が利く半面、利他的で人間関係にエネルギーを使うため、意識的に自分をケアする時間が必要です。
おすすめの勉強方法:目前の試験などの短期的目標より、自分にとっての学習の意義や、概念的な理解を重視し、大局的な視点から学習を進めるとモチベーションアップにつながりやすいでしょう。1日のタスクを洗い出す、メモに残すといった予定の可視化も、前進を実感しやすく効果的です。瞑想や静かな環境での内省も、集中力アップのために必要な時間です。
それぞれの特徴を活かした方法で、成績アップをサポートしましょう!
MBTI診断をうまく学習に活かそう
本記事では、MBTI診断を生徒に受けてもらう4つのメリットや、実施する際の注意点2つ、そしてタイプ別の特徴・学習アプローチ方法を紹介しました。
MBTI診断は、生徒の自己理解を促し、自分に適した勉強方法を見出すために役立つツールです。ぜひMBTI診断を活用して、それぞれの生徒の成績アップを図りましょう。
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