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公開日:2024年08月02日  
更新日:2024年07月31日

【学年別】おすすめバスレクまとめ!盛り上がるゲーム・クイズ16選

「もうすぐ遠足!みんなで楽しめるバスレクを企画したい」
「どのような内容なら盛り上がるのだろう?」
そんなお悩みを感じている先生も多いのではないでしょうか?

遠足や修学旅行でのバスの移動時間は、子どもたちと楽しく過ごしたいですよね。でも、学年に合ったレクを考えるのは意外と難しいものです。
そこで今回は、小学校低学年から中学生までの学年に合ったバスレクをご紹介します。新しいアイデアを取り入れて、クラス全体で楽しめるバスレクを企画してみてください!

【小学校低学年向け】おすすめバスレク7選

小学校低学年の子どもたちにとって退屈になりがちな、バスの中での移動時間。しかし、バスだからこそ盛り上がるレクを取り入れることで、退屈な時間を楽しい時間に変えることができます。ここでは低学年の子どもたちが夢中になれる、7つのバスレクをご紹介します。

1.色探しゲーム

先生が指定した色のものを、バスの中や外の景色から探すゲームです。見つけたら手を挙げて発表してもらいます。

(例)
・赤→ポスト、看板
・緑→木、葉っぱ、山

子どもたちがルールを把握できてきたら、子どもからお題を出してもらう時間を作るのもおすすめです。

2.言葉探しゲーム

「『●』から始まる言葉は?」と先生が問いかけたら、子どもたちは指定した文字から始まる言葉をなるべく多く答えていきます。

(例)
・「あ」から始まる言葉→「アイス」「あんぱん」「赤ちゃん」
・「や」から始まる言葉→「やかん」「やきそば」「やね」

慣れてきたら、先生が言った言葉に「関連するもの」を答える連想ゲームに発展させるのもよいでしょう。

(例)
・春→「桜」「チューリップ」「入学」
・海→「波」「貝がら」「クジラ」

色探しゲームと違い、バスの中や外の景色に限定しないゲームです。場所を問わずに手軽にできる点が大きな魅力といえるでしょう。

3.「あー」ゲーム

誰が一番長く「あー」と言い続けられるかを競います。手を挙げて「あー」と言い始め、声が途切れたら下ろしてください。事前準備がなにもいらないことも、このゲームのメリットです。「あー」以外の言葉に変えてもおもしろいかもしれません。

ただし、とくに学年が低い場合、盛り上がるとどんどん声が大きくなってしまう恐れもあります。「声は教室で話すときの大きさで」「声のものさしの2番までにしよう」など、音量にルールを設けておくと安心です。

4.〇×クイズ

〇×で回答できるクイズを先生が出題します。「〇だと思う人?」「×だと思う人?」と問いかけて、子どもたちに手を挙げて答えてもらってください。

(例)
・「犬は『ニャー』と鳴く。○か×か」
・「太陽は月の周りを回っている。○か×か」
・「サッカーと野球、試合に出る1チームの人数が多いのはサッカーである。○か×か」
・「みなさんが学んでいる算数。中学校では数学と呼び名が変わる。○か×か」

低学年の子どもたちでもわかりやすい問題だけでなく、少し考えないとわからない問題、推理して解答する問題があっても盛り上がるかもしれません。

5.絵しりとり

バスの列ごとに絵しりとりリレーをするのも盛り上がります。最初の子がお題の絵を描いたら、次の子はその絵にしりとりがつながるように別の絵を描いていきましょう。

たとえば「りんご」の絵の次は「ごりら」「らっぱ」「ぱいなっぷる」……など、絵で正しくしりとりが続いた列が勝ちです。紙と筆記用具を用意する必要があるので、準備を忘れないようにしてください。

6.風船運び

ふくらませた風船を手で送り、一番早く最後の席まで運んだ列が勝ちです。「両手で持つのはNG」「立ち上がるのは反則」など、ルールを増やしていくと白熱します。その他、学年やクラスの状況に応じてルールを考えてみてください。

7.丸リレー

列ごとにチームになり、順番に〇の中に〇を書くリレーです。〇のサイズを工夫しないと、最後の人まで〇が書き切れないのがポイント。ラストの〇まできちんと描けている列が勝ちになります。列ごとに協力して取り組むことで、チームワークを育むこともできるでしょう。

シンプルなルールのゲームばかりなので、ぜひ取り入れてみてください!

【小学校高学年向け】おすすめバスレク4選

小学校高学年になると、さらに高度なゲームに挑戦できるようになります。バスの移動時間を利用して、子どもたちのワクワクを刺激してみましょう。

ここでは高学年の子どもたちが楽しめる、4つのおすすめバスレクをご紹介します。どれも準備が簡単なので、クラスの状況に合わせて選んでみてください。

1.早押しクイズ

先生が問題を読み上げ、一番早く手を挙げて正解した人に得点が入るゲームです。問題を最後まで読み終わらないタイミングでも挙手してOKとし、早い者勝ちで答えられるようにします。早押しにすることで、問題を集中して聞き取って、素早く答えを導き出そうと盛り上がるでしょう。

学習に関わる問題だけでなく、一般常識やスポーツ、芸能など、さまざまなジャンルの問題を出題することで、子どもたちの知識を広げられます。

(例)
・一年の中で一番昼が長い日を何の日というでしょう?
・オリンピックの旗に描かれている輪っかは全部で何個でしょう?
・「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などのアニメ映画で有名な監督は誰でしょう?

2.ぴったり当てゲーム

ストップウォッチを使い、指定の時間ぴったりだと思ったタイミングで挙手するゲームです。先生が「10秒ぴったりで挙手してください」と言ったら、子どもたちは目を閉じて10秒を数え、ぴったり10秒だと思ったタイミングで手を挙げます。10秒、30秒、1分と少しずつ長い時間を指定していくことで、手軽にゲームの難易度を上げられるのがポイントです。

3.ばらばら単語当てクイズ

単語をバラバラにして読み上げ、元の単語を当てるゲームです。たとえば「バスレクリエーション」であれば「よ・れ・す・ば・ー・え・ん・り・く・し」のようにバラバラに読み上げてください。先生が単語を読み上げたら、子どもたちはそれがなんの単語なのかを考えます。早く手を挙げて正解した子には得点が入るルールです。

4.音当てクイズ

先生がなにか効果音を流し、それがなんの音なのかを当てるゲームです。

出題する音は、日常生活で耳にするような身近な音がおすすめです。たとえば、雨の音、風の音、虫の鳴き声、動物の鳴き声、楽器の音、乗り物の音など、子どもたちが普段から聞いている音を用意しましょう。最初は短く音を再生し、正解者が出ない場合は少しずつ再生時間を長くしていきます。

ゲームを通して、集中力を養ったり、記憶力を鍛えたりすることにもつながるでしょう。

バスレク係に問題を用意してもらうのもおもしろいですね!

【中学生向け】おすすめバスレク5選

中学生は、仲間との関わりを通してコミュニケーション能力や社会性を育む時期です。バスの移動時間は、クラスメイトとの絆を強める絶好のタイミングになるでしょう。

ここでは、楽しみながら互いのことを理解し合える5つのバスレクをご紹介します。心理テストやアンケートなどの自分と向き合うゲームからチームワークが求められるゲームまで、バラエティ豊かなラインナップです。

1.心理テスト

選択肢から性格や傾向がわかる心理テストを出題します。

(例)
ネコが昼寝をしています。しかし、突然起きてしまいました。それはなぜ?
A:充分寝たから
B:餌の匂いがした
C:誰かに撫でられた
D:怖い夢を見た

【答え】
この心理テストでわかるのは「あなたが今欲しがっているもの」です。
A:自由に使える時間
B:お金
C:他の人との交流
D:ドキドキするような恋

結果を周囲の人と共有することで、場が盛り上がるだけでなくお互いの個性を尊重し合う態度を育むこともできるでしょう。

2.多数決ゲーム

先生が出すお題に対して、多数決で答えを決めていくゲームです。「好きな食べ物」「行ってみたい国」「尊敬する人」などさまざまなお題を出すと盛り上がります。

たとえば「好きな食べ物」というお題に対して「ピザ」「カレー」「ラーメン」など、それぞれが好きな食べ物を挙手で答えていく流れです。最も多くの票を集めた食べ物が、クラスの「好きな食べ物No.1」に決定します。自分の価値観を振り返るきっかけにもなるとともに、クラスメイトの好きなものや興味・関心を知ることもできるでしょう。

3.テーマしりとり

「スポーツ」「歴史上の人物」「映画のタイトル」など、特定のテーマに沿ったしりとりをします。たとえば、「スポーツ」がテーマの場合、「サッカー」「カーリング」「グランドゴルフ」「フットサル」……と、スポーツに関連する言葉でしりとりを続けます。

チーム分けをして「制限時間内に最も多くつなげたチームが勝利」にしても、クラス全体で「みんなで協力して何周つなげられるか」にしても、どちらのルールでも盛り上がりますよ。

4.100分の1アンケート

クラスの中で1人だけが該当しそうな質問を募り、発表してもらいます。「今日の朝ごはんが納豆ごはんだった人?」「将来の夢が宇宙飛行士の人?」「部活がバスケ部で、塾に週3日通っている人?」など、どのような内容であれば1人だけに当てはまるかをみんなで考えてみましょう。普段あまり話をしない人の、意外な一面に出会えるかもしれません。

5.私は誰でしょうクイズ

有名人や物になりきり、他の生徒に「私は誰でしょう」とクイズを出します。質問に答えながら、その人や物を当てていくゲームです。

たとえば出題者は「私は毛だらけ」「私は冷たい思いをしています」というヒントを出し、他の生徒は「毎日使いますか?」「あなたはハブラシですか?」などと質問します。企画者がクイズを考えておくパターン、参加者が即興でクイズを作るパターンのどちらも盛り上がるのでおすすめです。

生徒同士の交流タイムを作ると、よりいっそう盛り上がりそうですね。

楽しいバスレクで車内を盛り上げよう!

この記事では、学年別に楽しめるバスレクをご紹介しました。

バスレクを通して、子どもたちは遠足・修学旅行に向けたワクワクをさらに高めることができるはずです。レクの内容やルールはアレンジも自在なので、クラスの雰囲気に合わせて工夫してみてくださいね。​​​​​​​​​​​​​​​​

子どもたちの笑顔があふれるバスの旅になりますように!

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