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「塾講師は、どんな服装を選べばいい?」「私服OKといっても、どんな服装が適切?」初めて塾で勤務するとき、職場が変わったときにはこのような疑問を持つ人も多いでしょう。この記事では、塾講師としての服装選びに悩む女性のために、以下の内容を解説していきます。
- 女性塾講師の服装の選び方
- 服装選びの注意点
- 服が購入できる場所
記事後半では、ネイルや香水など女性塾講師の印象を決める「服装以外のポイント」も紹介しています。ぜひ最後まで読んで、参考にしてください!
女性の塾講師はどんな服装を選ぶべき?
(勤務先の塾に服装の規定がある場合は、それに従ってください。)
規定がなく、お手本になる女性塾講師が近くにいない場合は、服装選びに迷いますよね。ここでは、塾講師としてどんな服装が望ましいかを見ていきましょう。
迷ったときはオフィスカジュアルが基本
勤め先に規定がないなら、女性塾講師の服装は「オフィスカジュアル」がベストです。オフィスカジュアルは、普段着の要素があるビジネスファッションなので、生徒や保護者に「きちんとした印象」と「親しみやすい印象」を同時に与えられます。
スーツほど硬くないので、自らもリラックスして着られて非常におすすめです。具体的な服装は、以下でチェックしてください。
具体例 | カラー | 選ぶ時のポイント | |
---|---|---|---|
トップス | ・ブラウス ・カットソー ・セーター | ・ホワイト ・パステルカラー | 首元が詰まっていて、 目の詰まった生地を使用している、 フォーマルめなデザインがおすすめ |
アウター | ・ジャケット ・カーディガン | ・ネイビー ・ブラック ・ベージュ ・グレー | 夏場などは無しでもOK ジャケットのカラーは、 ボトムスと合わせるのが無難 |
ボトムス | ・パンツ ・スカート | ・ネイビー ・ブラック ・ベージュ ・グレー | パンツはヒールにかかる長さ スカートはヒザが隠れる長さ がおすすめ |
靴 | ・パンプス | ・ネイビー ・ブラック ・ベージュ ・グレー | 柄や飾りが派手なものは避け、 動きやすいローヒールがおすすめ |
スカートの場合は、ふとももが大きく出るなど、近くに座る人が目のやり場に困らない丈にしましょう。またオフィスカジュアルでも、ストッキングを履くのが基本です。
教室の掃除をしたり教材の入った段ボールを運んだりなど、塾講師には体を動かすシーンも案外あります。動きやすさも考慮して、サイズやデザインを選んでくださいね。
「スーツに準じるもの」や「私服OK」という規定の場合も「オフィスカジュアル」で対応できます!
規定が不明確ならスーツが無難
勤務する塾の服装の規定がわからないなら、スーツを選べば問題ありません。最もフォーマルな服装であり、スーツを基準にしている塾もあります。
学生であれば、入学にあたって購入したものやリクルート用のスーツでOKです。社会人の塾講師は、会議や保護者会などのフォーマルな場に出る機会もあるため、ビジネス用のスーツを1着持っておくべきでしょう。
スーツの場合は、スカート・パンツの両スタイルでストッキングを履くのがマナーとなっています。
規定に「私服OK」と記載のある塾でも、面接にはスーツで行きましょう!
女性の塾講師が服装選びで気をつけたいポイント
大前提として「先生である」という意識を忘れずに服装を選べば、大きな失敗はしないでしょう。イメージとしては、授業参観で保護者の前で着ていても問題ない服装です。ここでは、女性塾講師が服装選びで気をつけたいポイントを3つ紹介します。
何よりも清潔感を大事に!
女性に限らずですが、塾講師は服装の清潔感が大切です。たとえ授業がうまくて生徒から信頼されていても、子どもを預ける先生の服に不信感が見られたら、保護者は「この先生で、大丈夫かな?」と思うでしょう。
相手が初対面の生徒や保護者なら、第一印象はなおさら大事です。清潔感については、以下のような項目に注意しましょう。
- ブラウスのしわ・汚れ
- ボタンのほつれ
- 襟元の黄ばみ
- 袖口のほつれ
ブラウスやシャツは、定期的なアイロンがけやクリーニングを通じて、極力しわを伸ばして着ましょう。長い間着ていると、薄い色の生地は皮膚に当たる部分が黄ばみます。古くなってきたら、新しいものに買い替えましょう。
忙しいときも余裕を持って服が着られるように、ブラウスは1週間分のストックがあると便利!
露出が少ない服を選ぼう!
女性の塾講師は、できるだけ露出の少ない服を選びましょう。過度に肌を出すことは、教育者としての品位を損ない、生徒の集中力を散らす原因になります。以下のような服装は、避けてください。
- 胸元の開いたブラウス・シャツ
- インナーが透けやすいブラウス
- 丈が膝上ほどの短いスカート
- ショートパンツやハーフパンツ
- ノースリーブやオフショルダー
夏は服の生地そのものが薄くなりがちなので、ジャケットやカーディガンを着用して対策しましょう。
シーンによって服装を変えよう!
塾講師は、シーンに応じて服装を変えることも大切。相手に与える印象は、服装で大きく変わります。
たとえば生徒と接することが多い普段は、親しみやすいオフィスカジュアルでOKでしょう。しかし保護者会への出席や他社の方と話をする機会といったフォーマルな場では、スーツのほうが引き締まった印象を与えられます。
また服装選びで、気持ちの切り替えもできます。たとえば新年度に新しい服で授業に臨めば、より新鮮な気持ちで授業ができるでしょう。
女性の塾講師の服装はどこで購入する?
女性塾講師のコーデは、さまざまなお店で揃えられます。できるだけリーズナブルに適切な服が揃えられるお店があれば、うれしいですよね。以下の表を参考にお店を探してみてください。
オフィスカジュアルの服が揃えやすいのは、ファストファッションのお店です。トップスやボトムス・インナーまで同じ店で買い揃えられて、統一感のあるコーデも作りやすくなっています。なんといっても価格がお手頃で、数千円から揃えられるのがうれしいポイントです。授業など、塾講師の業務では黒板のチョークや赤ペンなどで服が汚れてしまうときもあります。普段使いには、高すぎる服や自宅で洗濯できないスーツは避け、ファストファッションで揃えた方が安心です。
一方できちんとしたスーツを購入するときは、スーツ専門店へ行きましょう。しっかり採寸してくれるオーダーメイドは費用はかかりますが、生地やフィット感が抜群によく、見た目もガラリとよくなります。
普段はオフィスカジュアルでOKでも、「ここぞ」というときに着られるものが、1つあれば気合が入りますよ!
服装のほかに女性の塾講師の印象を決めるポイント
女性塾講師の印象を決めるポイントは、服装だけではありません。女性は、髪色やメイクによって印象がガラリと変わるからですね。ここでは、女性塾講師が服装以外で気をつけたいポイントを紹介します。
勤務する塾に規定があるかは、面接や研修のときに確認しましょう!
髪色・髪型
女性の塾講師の印象は、髪色や髪型にも左右されます。極端な話ですが、初対面の先生が「金髪の長髪」で出てきたら、少しびっくりしますよね。
髪色に関しては、基本的に以下を参考にしてください。
- 金髪:避けたほうが良い
- 茶:OK(な場合もある)
- 黒:OK
オフィスカジュアルがOKな職場では、茶髪は基本的に認められている場合が多くなっています。しかし明るさによってはダメな場合もあるので、適度な色に抑えましょう。
髪型には、よほど奇抜でない限り制限はありません。髪が長くても、ゴムで束ねたり髪留めでアップしたり、整えられていれば問題はないでしょう。
ただし、保護者や他社の人と合うような場面では、髪を束ねる位置を低くしたり、髪を巻く場合もワンカールでボリュームを抑えた髪型を心がけましょう。
インナー・靴下
インナーはトップスとの相性を考え、透けて見えるような派手な色や柄は避けましょう。白いシャツやブラウスを着用する場合には、黒や白、薄い色のインナーは意外と透けやすく、肌よりも濃いベージュや赤・オレンジ系の色が透けにくいです。
スーツでもオフィスカジュアルでも、基本的に「靴下」ではなくストッキングやタイツを履きましょう。パンツスタイルの際に、ストッキングやタイツを履きたくない場合には、黒やネイビーの靴下を履いて足首が出ないようにすればOKです。
内と外で靴を履き替える塾もあり、建物内でスリッパやサンダルを履くケースもありますよ。
メイク・ネイル
メイクは、ナチュラルなものにしましょう。塾講師は、落ち着きのあるメイクで安心感を与えることが大事です。以下のメイクは、極力避けましょう。
- 派手な色のリップ
- グロス
- 原色に近いアイシャドウ
- 大きなラメ入りのアイシャドウやハイライト
- つけまつげ
ネイルやカラコンは、目立ちにくく、肌馴染みの良い色に留めましょう。
塾講師は人から見られる場面が多いので、指や爪の手入れは大事。保湿をしたり、爪を適切な長さに整えたりして、清潔感を損なわないように気をつけましょう!
アクセサリー・香水
結婚指輪などはOKですが、その他のアクセサリーや香水は、つけないほうが無難です。子どもと接する場所には不要だからですね。
気になるほどの大ぶりなアクセサリーや匂いの強い香水をつけていると、保護者のなかには不信感を抱く方がいるかもしれません。おしゃれも大事ですが、生徒や保護者に与える印象を考えることが最優先です。
服装からも信頼感が伝わる塾講師を目指そう!
女性塾講師の服装は、スーツ指定がなければ「オフィスカジュアル」を中心に選べばOKです。ただし一口にオフィスカジュアルといっても、さまざまです。記事で紹介した例や気をつけたいポイントを参考にして、適切な服を選んでください。
また服装以外のポイントでも、周囲に与える印象は変わります。自分らしくありつつも、信頼感が伝わる服装や身なりを選んで塾講師の勤めを全うしましょう!
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