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公開日:2024年07月09日  
更新日:2024年07月08日

【中学生向け】読書感想文にぴったりの本10選!おすすめポイントも合わせてご紹介

読書感想文の宿題、どんな本を読んだらよいか迷っていませんか?

読書感想文を上手に書くための第一歩は、感想を書きやすい本を選ぶことです。この記事では、中学生におすすめの本10冊を厳選してご紹介します。本選びのポイントを3つ解説するので、自分に合った1冊を見つけて読書感想文を攻略しましょう!

【中学生向け】読書感想文の本を選ぶポイント3つ

読書感想文は、本の内容を要約するのではなく「この本を通して、自分は何を感じたか・考えたか」が問われる課題です。だからこそ、読書感想文に適した本を選ぶことが、読書感想文を上手に書くコツだと言えます。

ここでは、読書感想文に向いている本を選ぶポイントを3つご紹介します。以下を参考に、自分にあった本選びに挑戦してみてください。

ビフォーアフターのあるストーリーを選ぶ

主人公や登場人物に成長や変化が見られるストーリーのほうが、読書感想文を書きやすいでしょう。はじめは落ち込み悩んでいた主人公が友達との関わりによって前向きな状態になった、などというようなビフォーアフターがはっきりしている作品がおすすめです。登場人物の心情の変化を追いながら、あなたなりの解釈を交えて感想を書くことができます。

感情移入しやすいキャラクターが出てくる本を選ぶ

自分と近い年代の主人公が登場したり、共感できる悩みや葛藤を抱えていたりする人物が登場する作品も読書感想文に向いています。登場人物に感情移入することで、より深く作品世界を味わうことができ、「自分ならどう思うか」「どう行動するか」を想像しながら感想をまとめられます。親近感の湧くキャラクターが登場する本を選んでみましょう。

長すぎず、短すぎない本を選ぶ

読書感想文を書く本は、長すぎても短すぎてもいけません。400ページを超えるような大作だと、読み終えるだけでも一苦労。逆に100ページに満たない短編だと、書くことに苦手意識のある子は、読書感想文の既定文字数を超えるのに苦戦する場合もあります。本を読むのが苦手な場合は特に、「じっくり読み込める分量で、適度に盛り上がりのあるストーリー」のほうが感想文も書きやすいですよ。

では、ここからはカテゴリー別に「読書感想文におすすめの本」をご紹介していきます。

気になる本があったら、ぜひチェックしてみてください!

【中学生向け】映像化された作品3選

まずは、映像化されている3作品を紹介します。

「本を読むのが苦手」

「読みたいと思える本がなかなかない」

という方は、話題になっている映像作品の「原作」を読んでみるとよいでしょう。映像版を見ておくと、本を読む際に話の展開や情景をイメージしやすいのでおすすめです。

▼かがみの孤城(辻村深月/ポプラ社)

https://www.poplar.co.jp/pr/kagami

『かがみの孤城』は、不登校の中学生・ココと、彼女が出会った6人の仲間たちが、異世界のような不思議な城で繰り広げる冒険と成長の物語です。

〇ポイント1 登場人物への感情移入がしやすい

主人公・ココをはじめ、登場人物たちは中学生です。不登校や家庭環境などのさまざまな悩みを背負っており、読者と同じ目線で物語を追体験できます。等身大の姿に共感しやすく、感想文で「もし自分だったら」と自分事として考えやすいです。

〇ポイント2 心に響くテーマが詰まっている

本書には、中学生が直面するさまざまな悩みが登場します。しかし、その根底には「自分らしく生きること」「仲間と支え合うこと」「勇気を持って一歩を踏み出すこと」といった、普遍的なメッセージが込められています。感想文では、こうしたテーマに触れながら「自分はこの本から何を学んだか」を書くことができるでしょう。

揺れ動く中学生の心に寄り添う1冊。登場人物に感情移入したり、自分を重ね合わせたりしながら感想をまとめるのが得意な方におすすめです。

▼君の膵臓をたべたい(住野よる/双葉社)

https://www.futabasha.co.jp/introduction/2015/kimisui/index.html

高校生の「僕」は、病院で1冊の文庫本を拾います。それは、クラスメイトの山内桜良が綴った「共病文庫」でした。本の中身を読んだ「僕」は、桜良が膵臓の病気で余命いくばくもないことを知ります。

〇ポイント1 「死」というテーマに真正面から向き合える

本書は、余命宣告を受けた女の子・桜良の物語です。しかし、重苦しい雰囲気ではなく、桜良の明るくポジティブな姿勢が描かれています。そんな彼女と過ごす日々のなかで、「僕」は今を生きる大切さを学んでいくのです。

感想文では、「死」について考えたこと、命の尊さや生きる意味についての自分の思いを書くのもよいかもしれません。

〇ポイント2 予測不能な展開で感想が書きやすい

本書は、最後にどんでん返しが待っている物語です。後半の衝撃の展開は、読者の心を大きく揺さぶります。このラストを受けて「自分だったらどう思うか」「桜良の気持ちをどう受け止めるか」といった視点で感想をまとめるのも面白いでしょう。

予測できない結末だからこそ、自分なりの解釈を自由に書ける点も、感想文向きだと言えます。

『君の膵臓をたべたい』は、桜良というヒロインを通して、かけがえのない日常の尊さを教えてくれるでしょう。「死」や「恋」についての話に興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください。

▼西の魔女が死んだ(梨木香歩/新潮文庫)

https://www.shinchosha.co.jp/book/125332

小学6年生の少女・まいは、母親の故郷で一人暮らしをする魔女のおばあちゃんのもとへ引っ越してきます。そんなある日、まいはおばあちゃんから「魔女の手ほどき」を受けることに。しかしその内容は、呪文を唱えたり魔法を使ったりすることではなく「何でも自分で決める」ということでした。

〇ポイント1 読みやすく、ページ数も手頃

文庫本のなかでもやや薄めで、比較的読みやすい分量です。また文章もわかりやすく、テンポ良く読み進められるので、読書が苦手な人も手に取りやすいでしょう。感想文の本として取り組みやすい1冊だと言えます。

〇ポイント2 おばあちゃんの教えが心に響く

おばあちゃんはまいに、「何でも自分で決める」ことの大切さを教えてくれます。これはまいだけでなく、読者にとっても心に刺さるメッセージではないでしょうか。おばあちゃんの教えをヒントにして「これからの生活でどのように活かしていきたいか」といった抱負を書くと、感想文をまとめやすいのでおすすめです。

穏やかに流れる日常のなかにも、大切なメッセージが込められている『西の魔女が死んだ』。読後は、温かく優しい気持ちになれます。ぜひ、まいとおばあちゃんの交流を通して、自分らしい生き方について考えを深めてみてください。

原作と映像との違いを比較してみるのも面白いかもしれません。

【中学生向け】科学・数学が好きな人向けの本3選

「せっかくなら、自分の好きな分野の本を選んで感想文を書きたい」

「国語は苦手だけど、理数系の科目なら得意」

そんな方におすすめの、科学・数学好き向けの3冊をご紹介します。数学の不思議な物語、生物の観察記録、植物学者の伝記……きっとあなたの興味をひく1冊が見つかるはず。科学・数学の面白さを再発見しつつ、楽しみながら読んでみてください。

▼博士の愛した数式(小川洋子/新潮社)

https://www.shinchosha.co.jp/book/121523

家政婦と息子のルート、博士との間に築かれる不思議な絆を描くストーリーです。博士は交通事故により記憶が80分しか持ちませんが、そのなかでも数学への情熱は失いません。数学を通して結ばれた温かな交流が描かれています。

〇ポイント1 記憶障害という状況での情熱

博士の「80分で記憶がリセットされる」状況においても尚、数学への情熱を失わない博士の姿は印象に残るでしょう。感想文では、記憶や時間について自分なりに考えたことを書くこともできそうです。

〇ポイント2 数学の魅力に触れられる

作中には、数式の美しさや面白さがいろいろな場面で描かれています。普段、数学が苦手な人でも、この物語を通して数学の奥深さに気づくかもしれません。読む前と後とでの、数学に対する印象の変化を書くのもよいでしょう。

『博士の愛した数式』は、数学という学問を通して紡がれる、心温まる人間ドラマです。自分がルートだったら、博士だったら……など、視点を変えて読むのも面白いかもしれません。数学が得意な方はもちろん、苦手な方も楽しめるので、ぜひ読んでみてください。

▼セカイを科学せよ!(安田夏菜/講談社)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000354816

高校1年生の葉奈は、ある日、奇妙な転校生・ミハイルと出会います。規格外の行動ばかり取るミハイルは、とくに「蟲」が大好き。カミキリムシ、カナヘビ、ワラジムシ、ハエトリグモなどを教室に持ち込んでは、周囲を騒然とさせます。そんななか、葉奈とミハイルは、科学部の存続をかけて学校に「科学的な取り組みの成果」を示すことに。彼らは身の回りの生き物たちを観察し、研究を進めていきます。

〇ポイント1 科学的な探究心を育める
登場人物たちは身の回りの生き物を観察し、科学的な発見をしようと奮闘します。一生懸命に取り組む姿勢に触れることで、科学への興味が高まるかもしれません。

感想文のなかで、自分が疑問に思ったこと、調べてみたいと思ったトピックについて書いてみるのもおすすめです。

〇ポイント2 科学部の活動を通して、仲間の大切さを実感できる
葉奈たちは、科学部の活動存続をかけて力を合わせて頑張ります。時には意見が衝突することもありますが、だんだんと絆を深めていく様子から、仲間の大切さを感じることもできそうです。

科学部のメンバーから学んだ友情やチームワークの大切さについて、自分の経験と重ね合わせて考察してみるのもよいでしょう。

科学的な探究心を育むきっかけになる1冊。ミハイルが語る生き物の生態や行動は、とくに虫が好きな方にとっては新たな発見や学びのきっかけにもなるでしょう。ミハイルと一緒に、世界を科学的な目線で見つめ直してみませんか?新しい発見や学びが待っているはずです。

▼牧野富太郎【日本植物学の父】(清水洋美/汐文社)

ストーリーのあるものが苦手な場合は、伝記を読んで感想文を書いてみるのも選択肢の1つ。ここでは2023年にドラマで話題になった「牧野富太郎」の伝記をご紹介します。

本書は、明治から昭和にかけて活躍した植物学者、牧野富太郎の生涯を描いています。「日本植物学の父」と言われる牧野富太郎の研究にかける情熱と生き方、彼を支えたまわりの人物などをまとめています。

〇ポイント1 植物や自然に興味がある生徒におすすめ
とくに植物や自然に関心のある方にとっては、牧野の生き方に共感したり学んだりできる部分もたくさんあるのではないでしょうか。伝記を読んで感じた、自分自身の植物や自然への思いを綴ってみるのもよいかもしれません。

〇ポイント2 夢や志を持つことの大切さを学べる

牧野は貧しい家庭の出身でありながら、独学で植物学者となりました。その原動力となったのは、植物への深い愛情と、研究への情熱です。牧野の生き方から学んだ「夢や志を持つことの大切さ」を踏まえ、自分の将来の夢、情熱の大切さについて語ってみるのも面白いですね。

植物や自然への愛情、夢や志を持ち続けることの大切さなど、読者の心に響くエッセンスが詰まった1冊です。牧野についての関連書籍も数多く出版されているので、牧野の一生や研究内容を深掘りするときにも資料を集めやすいでしょう。牧野の人生から学んだことを、ぜひ感想文で表現してみてください。伝記の面白さを知るきっかけにもなるはずです。

科学や数学を好きになりたい!という理由で選ぶのももちろんアリです!

【中学生向け】命について考えさせられる本2選

「命」について考えたことはありますか?

ここでは、何気なく過ごしている日々や「生きる」ということについて、あらためて考えるキッカケをくれる2冊を紹介します。

きっと、かけがえのない日常の尊さに気づかされるはずです。

▼カラフル(森絵都/文藝春秋)

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167741013

物語は、事故で命を落とした主人公の魂が輪廻のサイクルから外されてしまうところから始まります。チャンスをもらい、小学6年生の男の子・真の体に憑依することになった主人公。真として生活していくなかで、家族や友人との関わりを通し、少しずつ自分の心と向き合っていきます。

〇ポイント1 一人称視点で感情移入しやすい

本書は、主人公の視点(一人称視点)で語られます。読者は主人公の目を通して、真の家族や友人、周囲の出来事を追体験するかたちになります。「自分が主人公の立場だったら」と想像しやすく、感想文を書く上で自分の考えを述べやすいと言えるでしょう。「もし自分が他の登場人物だったら?」という切り口から想像を膨らませることもできるので、ぜひ参考にしてみてください。

〇ポイント2 「生きること」や「命」について深く考えさせられる

本書は「生きる意味」や「命の尊さ」といった、普遍的なテーマを扱う作品です。主人公が真の人生を通して学んでいくプロセスは、読者にも「生きること」についてあらためて考えさせてくれます。

一見重いテーマですが、主人公のユーモラスな語り口もあって、重苦しさを感じずに読み進められるのも魅力の1つ。感想文では、自分なりの「生きる意味」について述べるのもよいですね。

主人公の視点で描かれる本書は、登場人物たちの日常に読者を引き込んでくれます。ラストに明かされる真実は、きっと読者の心を揺さぶるはず。この衝撃の結末を受けて、「生きる意味」について自分なりの考えをまとめてみてはいかがでしょうか。

▼1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記(木藤亜也/幻冬舎)

https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344406100

15歳の木藤亜也は、ごく普通の中学生。しかし、ある日突然手足の感覚が徐々に失われていくという異変に見舞われます。余命わずかと宣告された亜也でしたが、家族や友人に支えられながら、懸命に生きる道を模索します。「たとえどんな小さく弱い力でも私は誰かの役に立ちたい」 と最期まで前向きに生き抜いた少女の言葉が綴られた感動のロングセラーです。

〇ポイント1 実話を基にしたストーリーに心を打たれる
本書は、実在した木藤亜也さんの日記を基に書かれた本です。同年代の少女が難病と向き合いながら懸命に生きた記録は、読む人の心に深く響くでしょう。感想文では、亜也の生きざまから感じ取ったことや、自分の生き方を振り返るきっかけになったエピソードなどを書くのもよいですね。

〇ポイント2 家族や友人の支えの大切さを実感できる

亜也を支え続けた家族や友人たちの存在は、読者の心を温かくしてくれます。病気と闘う亜也を周囲の人々が懸命に支える姿に、勇気づけられる人は多いはずです。感想文では、亜也を取り巻く人々から感じ取った「支え合うことの大切さ」について、自分の経験を交えて書いてみるのもよいかもしれません。

病気や障害、そして生きることの意味について深く考えさせられる1冊です。感想文を書くことで、亜也から学んだ教訓を自分なりの言葉で整理してみてはいかがでしょうか。

死に関わる、センシティブな内容の本です。苦手な方は、ご注意を。

【中学生向け】社会問題について考えさせられる本2選

最後に、身近な社会問題について考えるきっかけを与えてくれる作品をご紹介します。

「社会問題なんて、遠い世界の出来事」「大人だけが関われること」そんな風に感じている方も多いかもしれません。今回ご紹介する2冊の本は、そんな先入観を覆してくれる作品です。

私たちの生活とも密接に関わる問題に触れているので、実体験も交えながら感想文を仕上げたい方にもおすすめです。

▼with you(濱野京子/くもん出版)

https://shop.kumonshuppan.com/view/item/000000002979

中学3年生の悠人は、クラスメイトの朱音に恋心を抱いています。朱音は、母親の介護を担う”ヤングケアラー”。家庭の事情で、同年代の子どもたちとは少し違う日常を送っています。悠人は、そんな朱音を理解しようと努力し、少しずつ距離を縮めていきますが……。2人の繊細な心の動きと、ヤングケアラーという社会問題が絡み合う青春ストーリーです。

〇ポイント1 ヤングケアラーという社会問題について考えさせられる

恋愛要素だけでなく、ヤングケアラーという社会問題にも触れている本書。朱音の境遇を通して、同世代の子どもが抱える困難に目を向ける機会になるでしょう。感想文のなかで、作品から学んだヤングケアラー問題についての意見をまとめてみるのもおすすめです。

〇ポイント2 身近な社会問題と関連づけて考えられる

ヤングケアラーに限らず、私たちのまわりにはさまざまな社会問題があります。本書をきっかけに、身の回りで感じた社会問題について考えを深めるのもよいでしょう。また、社会問題についての知識は受験の面接対策や作文対策にも生きてきます。本書を読むことで、社会問題への関心を高め、自分の考えを深めるきっかけになるはずです。

ヤングケアラーという同世代の抱える問題に目を向けさせてくれると同時に、恋愛ストーリーとしても楽しめる1冊。読後は、人間関係や社会問題への意見をまとめてみてはいかがでしょうか。きっと、受験に向けても役立つ学びが得られるはずです。

▼モモ(ミヒャエル・エンデ/岩波書店)

https://www.iwanami.co.jp/book/b269602.html

モモは、古い円形劇場の廃墟で一人暮らしをしている謎めいた少女。彼女には、人の話を真剣に聞く不思議な力があります。そのためモモのまわりには、さまざまな悩みを抱えた大人たちが集まっていました。しかしある日、灰色の男たちが街にやってきたことで状況は一変します。彼らは、人々から大切な「時間」を奪い、効率と利益を追求する冷たい社会を作ろうとしていたのです。大人たちは次々と灰色の男たちに「時間」を奪われ、心を失っていきます。モモは、灰色の男たちに立ち向かうことを決意するのでした。

〇ポイント1 「時間」の大切さについて考えさせられる

本書には、効率と利益を追求する現代社会への警鐘が込められています。灰色の男たちが「時間」を奪い「心を失った社会」を作り出す様子は、現代の読者にとっても他人事ではないでしょう。物語に込められた現代社会へのメッセージについて、感想文のなかで触れてみてください。「時間」に追われ大切なものを見失ってしまった経験、自分にとっての時間の使い方などについて述べるのもよいかもしれません。

〇ポイント2 友情や協力の大切さが描かれている

モモは仲間たちと力を合わせて、灰色の男たちに立ち向かいます。本書のストーリーからは、友情の力や、協力することの大切さを学ぶことができるでしょう。感想文では、モモと仲間たちの絆から感じ取ったことや、自分の友人関係を盛り込みつつ「友情」について考えをまとめるのも、書きやすいテーマになりそうです。

『モモ』は現代社会の問題を鋭く突きつつも、友情や協力の大切さを描いた作品です。効率と利益を追求する社会のなかで、本当に大切なものは何かを考えさせてくれるでしょう。ぜひ、モモの物語から感じ取ったメッセージを、自分なりの言葉で綴ってみてください。

難しそうに思えるテーマでも、小説ならば読みやすいかもしれません。

ポイントを押さえて、読書感想文を攻略しよう

読書感想文に適した本を選ぶことは、感想文を上手に書くための第一歩です。今回は、中学生の皆さんに向けて、読後の感想を掘り下げやすい本を10冊ご紹介しました。

読書感想文を書くことは、本と向き合い、自分の考えを深める絶好の機会です。ぴったりの本が見つかれば、感想文のハードルはぐっと低くなります。読書感想文に取り組む際は、最初に紹介した本を選ぶポイント3つを参考にしつつ、自分の興味や関心に合った本を探してみてください。きっと心に響き、感想を書きたくなるような本に出会えるはずです。ぜひ、今回ご紹介した10冊を参考に、自分だけの1冊を見つけてみてくださいね。

読書を楽しみながら、すてきな感想文を書き上げてください!

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